7月の貿易支黒字は35.8%下落

商工サービス省(MDIC)の発表によると、2018年7月の貿易収支黒字は前年同月比35.8%減少の42億2,700万ドル、輸出総額は、2014年同月の230億ドルに次ぐ16.4%増加の228億7,000万ドルを記録した一方で、輸入総額は42.7%増加の186億4,300万ドルに達している。

今年初め7か月間の貿易収支黒字は、前年同期比19.6%と大幅減少の341億6,000万ドルを記録したにも関わらず、前年同期の424億9,600万ドルに次ぐ黒字額を記録している。

また今年初め7か月間の輸出総額は、前年同期比7.3%増加の1,365億8,200万ドル、輸入総額は21.1%増加の1,024億2,300万ドル、貿易収支黒字は342億6,000万ドルを記録している。

今年7月の輸入総額が42.7%増加の186億4,300万ドルに達した要因として、石油・天然ガス開発向けプラットフォーム2基の輸入金額33億ドルの支払であったと商工サービス省貿易戦略・支援担当のエルロン・ブランドン取締役は説明している。

5年間継続した輸入自動車に対して30%の工業製品税(IPI)を課していた自動車技術革新政策(Inovar Auto)の2017年12月31日の終了に伴って、これに置き換える新たな政策案Rota2030を今年1月1日からの実施が予定されていたにも関わらず、施行が大幅に遅れているため輸入自動車の増加傾向が続いている。

今年7月の自動車輸入は前年同月比74.0%増加、今年初め7か月間の自動車輸入はレアル通貨に対するドル高傾向の為替にも関わらず、前年同期比58.0%増加している。

今年初め7か月間の石油派生品の貿易収支は、前年同期比50%増加の57億100万ドル、石油派生品輸出は26.4%増加の172億5,500万ドル、輸入は17.55増加の115億5,400万ドルを記録、今年の貿易収支は、500億ドルの黒字をエルロン・ブランドン取締役は予想している。(2018年8月2日付けヴァロール紙)

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