イタウー銀行はスタートアップ企業育成事業拡大

昨日イタウー銀行はサンパウロ市内のヴィラ・オリンピア区に新しいビジネスモデルで急成長を目指す企業や市場開拓フェーズにあるベンチャー企業など最大で200社の新規のスタートアップ企業の育成事業計画を発表した。

イタウー銀行では、シリコンバレー有数のベンチャーキャピタルであるRedpoint Ventures とグローバルにベンチャー投資を行うeVenturesの投資ファンドとの共同でスタートアップ企業の育成を行う。

イタウー銀行は2015年9月に設立したスタートアップ企業の育成事業計画の4倍に相当する200社を受け入れるが、初めは創業初期段階のコンシューマー・インターネット、B to B、モバイル、eコマース、メディア分野のスタートアップ企業の育成を目指しているとイタウー銀行のリカルド・ゲーラ取締役は説明している。

2015年9月に設立したスタートアップ企業の育成事業には、1,500社の中から事業内容が優れていると選別された65社の異なる分野のスタートアップ企業が入居しているが、更に200社の新規スタートアップ企業を受け入れる。

2015年9月にスタートしたスタートアップ企業の育成事業では、昨年373社のスタートアップ企業が入居を希望、今年1月から7月まで既に720社が入居を希望している。

スタートアップ企業の育成事業の主目的は、発生段階のスタートアップ・エコシステム(生態系)企業の発掘で、全く新しい発想を持った大学生や発明家と新規投資を模索している企業との融合を目指している。

スタートアップ企業育成事業の教育関係リーダー企業としてKroton社、医療関係ではDasa社、小売りではBRMalls社、Fintechではイタウー銀行やRede社、製造業部門と農畜産部門では、新たにリーダー企業を選定している。(2018年8月16日付けエスタード紙)

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