今後50年間のカリウムの自給自足可能か

Verde AgriTech社は三角ミナス地帯に位置するサン・ゴタルド鉱山でカリウム生産の操業開始、今後50年間で3億トンに達するカリウム生産が可能であり、今後はブラジル国内で必要な年間600万トンのカリウム供給が可能性が見込まれている。

ブラジル国内では年間600万トンのカリウムを消費しているが、そのうち大半の90%は輸入に依存しており、サン・ゴタルド鉱山の操業開始でカリウムを輸入する必要がなくなると予想されている。

サン・ゴタルド鉱山は2008年に発見されたが、2014年に元農務大臣のアリソン・パオリネーリ氏が経営審議会入りで、サン・ゴタルド鉱山開発に拍車がかかった経緯があった。

Verde AgriTech社は、カリウムの生産開始でブラジル国内のカリウム肥料としては、塩化カリウム関連のKCI製品を取り扱っているNutriens社並びに Yara社、 Mosaic社と熾烈な競争を強いられる。(2018年8月20日付けエスタード紙)

 

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