ブラジル履物工業会(ABICALÇADOS)の発表によると、2018年4月のアルゼンチン向け履物輸出は、初めて米国を抜いて輸出相手国トップを記録したが、金融危機の影響で政策誘導金利の大幅引き上げの影響を受けて、2018年8月のアルゼンチン向け履物輸出は、前年同月比13.9%減少の1,540万ドルに留まったが、履物輸出量は16.1%増加の180万足を記録している。
また今年初め8か月間のアルゼンチン向け履物輸出は、上半期の輸出が牽引して前年同期比10.4%増加の1億340万ドルを記録、輸出量は23.2%増加の830万足を記録していた。
しかし8月末にアルゼンチンの中銀は、政策金利を一挙に15%引上げて60%に決定した影響で、アルゼンチンペソの大幅下落で今後のアルゼンチン向け履物輸出は、大幅な減少を余儀なくされるとブラジル履物工業会(ABICALÇADOS)では予想している。
今年初め8か月間のブラジルの履物輸出は10.2%増加の6億2,830万ドル、履物輸出量は10.3%減少の6,900万足、8月の履物輸出は9.2%減少の8,290万ドル、履物輸出量は7.3%減少の880万足を記録している。
今年初め8か月間のアルゼンチン向け履物輸出は1億340万ドルでトップ、米国は19.5%減少の1億30万ドル、フランスは19.6%増加の4,000万ドルを記録している。
今年8月のブラジルの履物輸入量は前年同月比19.2%増加の220万足、輸入金額は7.5%増加の3,270万ドル、今年初め8か月間のブラジルの履物輸入量は7.5%増加、輸入金額も18.8%増加している。(2018年9月10日付けヴァロール紙)