全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2018年8月のトラックやバスを含む自動車生産は、前年同月比11.7%増加の29万1,400台で2014年10月以降では月間記録を更新、8月としては2013年以降では最高記録となっている。
今年初め8か月間の自動車生産は、前年同期比12.8%増加の197万1,000台、全国自動車工業会(Anfavea)では、今年の自動車生産を前年比11.9%と二桁増加を予想している。
8月の自動車業界の新規雇用は498人、8月の過去12カ月間では4,663人の新規雇用を創出、自動車業界の雇用総数は、前年同月比3.6%増加の13万2,500人に達している。
今年8月の自動車輸出金額は、前年同月比11.0%減少の12億9,500万ドルを記録したが、前月比では4.9%増加、今年初め8か月間の自動車輸出は、前年同期比7.8%増加の110億ドルを記録している。
8月13日に一挙に5.0%の政策金利引き上げで、年利が45%で世界最高の高金利国になっていたアルゼンチンの中銀は、30日にもトルコの通貨危機が飛び火した影響で更なるアルゼンチンペソの暴落防止対策として、政策金利を一挙に15%引上げて60%に決定した影響で、今後のブラジルの自動車輸出は、更に減少すると全国自動車工業会(Anfavea)のアントニオ・メガレ会長は指摘している。
全国自動車工業会(Anfavea)では、今年の自動車輸出を昨年並みの76万6,000台を予想、今年初め8か月間のアルゼンチン向け自動車輸出は、前年同期比4.6%減少の46万2,000台に留まっている。(2018年9月7日付けエスタード紙)