ヴェーレ社は鉄鉱石鉱山の無人ダンプトラック走行システムを開発・導入

ヴァーレ社は、ミナス州内の露天掘り鉄鉱石のBrucutu鉱山で無人ダンプトラック走行システムを導入して1カ月が経過したが、導入以前よりも鉄鉱石運搬量が26%増加している。

同社は鉱山向け運搬ダンプトラックメーカーの米国資本Caterpillar社と6年間に6,200万ドルを投資して共同開発、タイヤの摩耗減少、二酸化炭素排出の低下、15%のトラック寿命延長などの効果が表れている。

Brucutu鉱山に投入された無人ダンプトラックは荷台が13メートル、積載量は240トン、GPSや障害物検出の人工頭脳を通した中央センターから遠隔操作で鉄鉱石の運搬が行える。

無人ダンプトラックの1時間当たりの鉄鉱石の運搬は853トンから866トンに増加、平均時速は22.9キロメートルから23.9キロメートルにアップ、タイヤの摩耗は25%減少、燃料並びにメンテナンスコストの10%削減が見込まれている。

ヴァーレ社では、Brucutu鉱山での無人ダンプトラック走行システムによる鉄鉱石生産が軌道に乗れば他の露天掘り鉱山への投入で、コスト削減による競争力強化を図る。(2018年9月11日付けエスタード紙)

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=45113