今年8月のGDP伸び率は前月比0.2%増加

ブラジル地理統計院(IBGE)の四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)伸び率の発表前に、ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)は、分野別GDP伸び率の予想を発表。2018年8月のGDP伸び率は前月比0.2%増加と発表している。

今年8月のGDP伸び率が前月比0.2%増加した要因として、活発な一般消費並びに特に機械・装置部門が牽引する投資部門が活性化してきており、新大統領誕生による政治部門の落着きに伴って、堅調に増加すると予想されている。

Ibre/FGV経済研究所のクラウジオ調査員は、不透明な大統領選挙にも関わらず、今年8月までの堅調な経済指標は、新政権にとってポジティブな結果をもたらすと予想している。

今年6月~8月の四半期のGDP伸び率は前四半期比1.6%と大幅に増加、前年同四半期では1.9%増加、8月の一般消費は前年同月比3.0%増加、前年同四半期でも2.0%増加している。

また8月の住宅投資、設備投資や公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)部門のGDP伸び率は前年同月比1.9%増加、そのうち機械・装置セクターは5.1%増加、今年6月~8月の四半期のGDP伸び率は前四半期比3.7%増加している。

今年6月~8月の四半期の建設業部門のGDP伸び率は前年同四半期比マイナス0.1%、今年8月は、前年同月比マイナス1.2%と依然として落ち込んだ状態が継続している。

今年6月~8月の四半期の輸出は0.6%増加、一方輸入は10.0%と大幅増加、今年初め8か月間の国内総生産は4兆6,000億レアルに達している。(2018年10月23日付けヴァロール紙)

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