今年10月の対内直哲投資は過去7年間で最高

中銀の調査によると、2018年10月の海外投資家によるブラジルへの対内直接投資は104億ドルに達し、10月の対内直接投資としては、2001年以降で最大の対内投資金額を計上している。

また今年11月の過去12カ月間の対内直接投資残高は794億ドルを記録、これには11月の23日間の94億ドルが計上されている。また今年の対内直接投資残高は720億ドルが予想されている。

今年から中銀は対内直接投資金額に再投資による利益を計上しているために、今年初め9カ月間では49億ドル計上、9月の過去12カ月間では19億ドルが上乗せされている。

今年初め10カ月間の対内直接投資残高は、前年同期比10.7%増加の675億ドルを計上して、同期のブラジルの経常収支赤字113億ドルを大幅にカバーしている。

今年10月の経常収支は3億2,900万ドルの黒字を計上して、昨年10月の経常収支赤字6億8,600万ドルから一転して大幅な黒字計上を達成している。今年11月の経常収支は17億ドルの赤字を中銀は予想している。

今年10月の海外投資家によるブラジル国内の株式やファンドなどの金融投資は5億3,200万ドルの黒字を計上、ブラジル国債などの確定金利付き投資は、15億5,000万ドルの黒字を計上していた。

しかし今月23日までの海外投資家によるブラジル国内の株式やファンドなどの金融投資は12億1,000万ドルの赤字、ブラジル国債などの確定金利付き投資は、15億5,000万ドルの赤字を計上している。

2018年対内直接投資レポートによると、米国は対内直接投資の22%を占めて1位、スペインは12.0%、ベルギー10.4%、第3国経由の投資が大きい中国は3.9%で9位に留まっている。(2018年11月28日付けヴァロール紙)

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