ペトロブラスは今後5年間で269億ドルの資産売却

昨日ペトロブラス石油公社は、2019年~2023年の5か年の投資計画を発表、負債軽減並びにコア事業への投資拡大のために、ポートフォーリオ資産を中心に総額269億ドルに達する自社資産売却を発表している。

また同社は2020年にEBITDA有利子負債倍率1.5倍までの引き下げを目標にしているが、2019年のEBITDA有利子負債倍率は2.0倍以下、今年は2.5倍近辺まで下げる目標にしている。

2019年~2023年の5か年投資計画では、投資総額841億ドルのうち石油・天然ガス開発・生産向け投資は688億ドルと大半の投資が集中、次いで石油製油所・配給・販売向けは82億ドル、社内向け投資は14億ドル、天然ガス・エネルギー部門は50億ドル、石油化学工業は3億ドル、風力発電・太陽光発電、バイオ燃料発電向け投資は4億ドルとなっている。

今後5年間の石油・天然ガス生産は年間平均5.0%増加、2019年の1日平均当たりの石油店天然ガス生産は前年比3.7%増加の280万バレル、そのうちブラジル国内生産は230万バレルを見込んでいる。

同社では2023年末までに石油・天然ガス開発のためのプラットフォーム14基の設置を予定、2019年にはサントス海盆の岩塩層下原油開発向けプラットフォームP-68並びに P-76、 P-77の据え付けを予定している。(2018年12月6日付けヴァロール紙)

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