ブラジル風力発電協会(Abeeolica)の調査によると、2018年の風力発電による電力エネルギー発電能力は、イタイプー水力発電所に匹敵する1万4,300メガワットに達し、1万4,700メガワットのバイオマス発電能力に肉薄すると予想されている。
しかし2019年3月の風力発電による電力エネルギー発電能力は、1万5,000メガワットに達し、1万4,700メガワットのバイオマス発電能力を抜いて、9万7,100メガワットの水力発電に次いで2位になると予想されている。
2019年の風力発電による電力エネルギー発電能力1万5,000メガワットは、ブラジル国内の発電能力の10%を占めるとブラジル風力発電協会(Abeeolica)のElbia Gannoum会長は予想している。
10か年電力エネルギー計画によると、2014年の風力発電による電力エネルギー発電能力は2万672メガワット、2027年は2万6,672メガワットへの発電能力の引上げが計画されている。
今年末のブラジル国内の電力エネルギー発電能力比較では、水力発電が全体の60.6%に相当する9万7,100メガワット、次いでバイオマス発電は9.2%の1万4,700メガワット、風力発電は9.0%の1万4,300メガワット、小型水力発電は3.6%の5,800メガワット、天然ガス発電は7.9%の1万2,700メガワット、重油による火力発電は6.1%の9,800メガワット、石炭による火力発電は2.3%の3,700メガワット、原子力発電は1.2%に相当する2,000メガワットとなっている。(2018年12月20日付けヴァロール紙)