リオ市バーラ・ダ・チジューカ海岸から直線距離で280キロメートルに位置する岩塩層下(プレソルト)のルーラ油田を筆頭に2018年のブラジル国内の原油生産の55%はプレソルト油田が占めている。
ペトロブラス石油公社のプレソルト油田1日当たりの原油生産は150万バレル、天然ガスは5,800万立方メートル、水深2,000メートルから1,000メートルの岩盤層、更に2,000メートルの岩塩層を突破後に最大2,000メートルのプレソルト層から原油を汲み上げている。
ペトロブラスの2018年初め9カ月間の石油・天然ガス生産による純益は357億レアルを記録、原油の国際コモディティ価格が現在の2倍相当であった2008年は317億レアルであった。
ペトロブラスはプレソルト油田開発向けの原油・天然ガス採掘技術向上に反比例して生産コストが減少、プレソルト油田の1バレル当たりの生産コストは7ドルとプレソルト以外の平均生産コストの11ドルを大幅に下回っている。
2010年のプレソルト油田による1日当たりの平均原油生産は4万1,000バレル、2014年は50万バレル、2016年は100バレルを突破、2018年は52カ所のプレソルト油田で150万バレルを生産している。(2019年1月6日付けエスタード紙)