ボルソナロ新政権は、小さな政府を目標にテーメル政権の29の閣僚ポストの半減を目指して、財務省と経済政策をつかさどる企画省や商工サービス省を統合させた「経済省」の創設も発表していた。
ボルソナロ新政権が今年1月1日に発足したにも関わらず、国立インジオ保護財団(Funai)では7,000件に達する環境ライセンス認可を巡って、テーメル政権の環境省と農業漁業配給省を統合した農業環境省が担うが、未だに担当省庁が決まっていない。
今年1月2日からインジオ保護区の関連事業は国立インジオ保護財団(Funai)の手元から分離されて、農業環境省が環境ライセンス認可の担当の可能性が濃厚となっている。
国立インジオ保護財団(Funai)では、インジオ保護区に関連する7,000件に及ぶ環境ライセンス認可プロセスを僅か28人のアナリストが審査していたために非常な遅延をきたしていた。
2017年の国立インジオ保護財団(Funai)によるライセンス認可件数は382件、2018年は801件、この2年間の環境ライセンス認可案件は456件であった。
しかし国立インジオ保護財団(Funai)による環境ライセンスの認可審査にも拘らず、環境ライセンス認可の最終決定はブラジル環境再生可能天然資源院(IBAMA)が行っていた。(2019年1月15日付けエスタード紙)