2018年の失業率は非正規雇用増加が牽引して低下

ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2018年1月~3月の月間平均失業率は13.1%であったが、最終四半期の月間平均失業率は、緩やかな景気回復基調で正規雇用が僅かな増加に留まった一方で、労働手帳に記載されない非正規雇用増加が牽引して11.6%に減少していた。

2017年の月間平均失業率は12.7%であったが、2018年の月間平均失業率は、正規雇用並びに非正規雇用が120万人増加したために12.3%に低下、失業率総数は依然として1,283万6,000人を数えている。

2017年第4四半期の平均失業率は11.8%、平均サラリーは2,241レアル、前記同様に2018年第3四半期の平均失業率は11.9%%、2,237レアル、2018年第4四半期の平均失業率は11.6%、2,254レアルであった。

経済調査院(Fipe)エコノミストのEduardo Zylberstajn氏は、2004年の月間平均失業率は11.0%前後であったが、経済リセッション突入前の2014年の月間平均失業率は6.8%まで減少、3年以上続いた経済リセッションで2016年以降の月間平均失業率は二桁台で推移している。(2019年2月1日付けエスタード紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=45571