中銀の通貨政策委員会はSelic金利を7回連続で据置

ジャイール・ボルソナロ新政権で初めてとなる昨日6日の中銀の通貨政策委員会(Copom)では、全会一致で政策誘導金利(Selic)を7回連続の6.5%据置を決定した。

ブロードキャスト・プロジェクションによる51金融機関対象の調査によると、全ての金融機関エコノミストは、政策誘導金利(Selic)の6.5%の据置を予想していた。

今回の中銀の通貨政策委員会(Copom)は、中銀のイラン・ゴールドファジン総裁にとっては最後の会合となり、昨年末に次期総裁に指名されているロベルト・カンポス・ネット氏が来週の上院議会で承認されれば新総裁に就任する。

中銀の通貨政策委員会(Copom)では、今年のインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)を前回予想と同じ3.9%に据置いた一方で、2020年は前回予想の3.6%から3.8%に上方修正している。しかし中銀では今年のIPCA指数を4.25%、来年は4.00%を予想している。

Infinity  Asset Management社では、ブラジルのインフレ指数を差引いた実質金利は2.38%と世界7位に後退。世界の実質最高金利はトルコの5.88%、次いでアルゼンチン4.92%、メキシコ4.22%、ロシア3.88%、インドネシア3.74%、インド3.13%、マレーシア1.62%、南アフリカ1.61%、フィリピンは1.47%となっている。(2019年2月7日付けエスタード紙)

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