運輸サービス部会(吉田 信吾部会長)は、2019 年82月12日午前10時30分から正午過ぎまで20人が参加して開催、進行役は吉田部会長が担当、2019年上期の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、物流業界並びに貨物業界、海運業界、旅行・ホテル業界、通信・IT業界、航空旅行業界の参加企業代表は2018年の回顧並びに2019年の展望、副題:「成長への期待、変化への対応」について、各自が作成したドラフト資料を基に発表、また次回18日開催の部会のサブコミッティ―の代表メンバーを決めた。
2018年の回顧では、税関ストライキ、トラック運転手による国道封鎖ストライキ、アルゼンチンペソ下落によるブラジルからの自動車輸出の大幅減少、米中貿易摩擦の悪影響、港湾ターミナル汚職問題発覚、ANVISAの非効率な対応、中近東系航空会社による南米路線の拡大、年末にかけての中国経済の減速、アビアンカ航空会社の会社更生法適用の申請などが挙げられた。
2019年の展望では、待遇改善要求のストライキの発生、Do-Imp制度の開始見通し、グアルーリョス空港の貨物搬入制限の可能性、ヴァーレ社傘下のダム決壊による鉄鉱石価格の上昇懸念、船舶のSOx(硫酸酸化物)規制対象によるコストアップ予想、5Gオークション準備開始などが挙げられた。また来週の部会での物流業界並びに貨物業界、海運業界、旅行・ホテル業界、通信・IT業界、航空旅行業界の資料発表者を決定した。最後に平田事務局長は、総務員会の2018年度懸念事項課題として部会統廃合として、建設不動産部会並びに繊維部会合併による生活産業部会発足、運輸サービス部会のIT通信セクターの電気電子部会への統合に関する部会編成案打診や承認などについて説明した。
参加者は吉田部会長(日本郵船ブラジル)、水守副部会長(NTTブラジル)、今安副部会長(ブラジル日本航空)、内村氏(ブルーツリーホテル)、大胡氏(MOL),桟氏(BOXON)、藤代氏(日通)、宮川氏(ONE)、濱口氏(ONE)、金子氏(K-Line)、吉澤氏(NTTドコモ)、山田氏(QUICKLY TRAVEL),木村氏(NTTブラジル)、谷口氏(IDL)、小宮氏ツニブラ)、堤氏(ツニブラ)、江上氏(WEC)、上田領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当
左から今安副部会長(ブラジル日本航空)/水守副部会長(NTTブラジル)/吉田部会長(日本郵船ブラジル)