ボルソナロ大統領は男女別年金受給最低年齢を承認

1カ月半に亘ってジャイール・ボルソナロ大統領並びにパウロ・ゲーデス財務相は、年金受給最低年齢調整で話し合いを続けていたが、昨日漸く男性の年金受給最低年齢は65歳、女性は62歳で合意した。

ジャイール・ボルソナロ大統領は、年金改革の受給最低年齢を女性は57歳、男性は62歳を主張していた一方で、パウロ・ゲーデス財務相は、財政再建を最優先に受給最低年齢は男女とも65歳と国会通過が非常に厳しい提案を主張して平行線を辿っていた。

ジャイール・ボルソナロ政権の最終年となる2022年の男性の年金受給最低年齢は61.5歳、女性は57.5歳とボルソナロ大統領が主張していた理想的な年金改革案となるが、パウロ・ゲーデス財務相が主張していた男女統一の受給最低年齢65歳から大幅に譲渡している。

しかしパウロ・ゲーデス財務相が主張していた年金改革法案通過後の10年間での1兆レアルを歳出削減には20年間の過渡期を擁するが、今回の年金改革案では12年間の過渡期間で1兆1,000億レアルの歳出削減となり、ゲーデス財務相にとっても満足できる改革案で合意している。

国会へ提出される最終年金改革案の詳細は、ボルソナロ大統領が来週水曜日20日に発表、しかし20日までに年金改革法案が憲法や法律的に問題ないか吟味される。

年金受給年齢が近い人には3種類の年金受給資格を得る方法が予定されているが、年金積立期間を満たしていない今年56歳の女性は、2031年には最低年金受給資格の62歳、今年60歳の男性は、2029年に最低年金受給資格の65歳に達する選択がある。

また男性の社会保障院(INSS)の積立期間35年、女性の積立期間30年を満たすために過渡期間は50%の通行料支払いとなる。例えば1年間の積立期間不足では6カ月間継続して勤務しなければならない。

2016年に社会保障院(INSS)では、85/95法と呼ばれ女性は年金入りの最低年齢が55歳でINSS積立期間が30年間、男性は年金入りの最低年齢が60歳 でINSS積立期間が35年間で満額の年金支給制度を導入、今年は86/96で満額の年金支給の権利が得られるが、男性は20208年、女性は2033年まで適用される。(2019年2月15日付けエスタード紙)

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