ボルソナロ新政権で初めての民営化は12リージョナル空港

ジャイール・ボルソナロ新政権で初めての民営化コンセッション入札は3月15日に国内12カ所のリージョナル空港、入札にかけられる12カ所のリージョナル空港は国内空港の搭乗客の9.5%を占め、入札による臨時歳入は2億1,800万レアルが見込まれている。

また12カ所のリージョナル空港ターミナルの民営化後5年間の投資総額は14億7,000万レアルが見込まれており、ヨーロッパに最も近くて、ヨーロッパからの観光客が多い北東部地域ブロックの空港民営化が最も注目されている。

北東部地域ブロックを形成するのは、レシーフェ空港並びにマセイオ空港、ジョアン・ペソア空港、アラカジュ空港、カンピーナ・グランジ空港、ジュアゼイロ・ド・ノルテ空港となっている。

特にペルナンブーコ州レシーフェ空港の昨年の空港利用客は、前年比9.0%増加の830万人とマセイオ空港の210万人、ジョアン・ペソア空港の140万人、アラカジュ空港の120万人、カンピーナ・グランジ空港の50万人、ジュアゼイロ・ド・ノルテ空港の20万人を大幅に上回っている。

中西部地域ブロックはクイアバ空港並びにシノップ空港、アルト・フロレスタ空港、ロンドノポリス空港で構成、ブラジル国内最大の穀倉地帯を擁しているために、アグロビジネス関係者の利用が多い。

また南東部地域ブロックは、鉄鉱石などの輸出を担うヴィトリア港湾に近いエスピリット・サント州のヴィトリア空港、石油・天然ガス関連工業を擁するリオ州のマカエ空港となっている。

昨年のヴィトリア空港並びにクイアバ空港の利用客はそれぞれ300万人、シノップ空港は10万人、アルト・フロレスタ空港6万人、ロンドノポリス空港4万人に留まっている。

既に民営化された空港の利用客比較では、サンパウロ州グアルーリョス空港は4,110万人、ブラジリア空港1,750万人、ガレオン空港1,480万人、ミナス州コンフィン空港1,020万人、ヴィラコッポス空港870万人、ナタル空港240万人、フロリアノポリス空港370万人、サルバドール空港770万人、ポルト・アレグレ空港810万人、フォルタレーザ空港は650万人となっている。(2019年3月5日付けエスタード紙)

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