先月28日に2018年のGDP伸び率は、一般消費が牽引したものの国内外の不安定要因が国内総生産伸び率を阻害して前年比1.1%増加とブラジル地理統計院(IBGE)が発表、昨日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、今年のGDP伸び率は、前回予想の2.48%から2.30%と大幅な下方修正を行った。
また2020年のGDP伸び率は前回予想の2.65%から2.70%に上方修正、今年のインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回同様に3.85%に据置。また2020年のIPCA指数も4.00%に据置いている。
中銀の2019年のIPCA指数の中央目標値は4.25%、2020年は4.00%、2021年は3.75%、許容目標値は中央目標値の前後1.50%を設定しており、今後3年間のインフレ指数は許容目標値に収まると見込まれている。
最終フォーカスレポートでは、今年末のレアル通貨に対するドルの為替をR$3.70 と予想、協力金融機関の中でも的中率が最も高いトップ5銀行では、R$3.80と予想している。(2019年3月7日付けヴァロール紙)