昨日ペトロブラス石油公社は、再度の国道封鎖ストライキを示唆しているトラック運転手に対して、石油製油所出荷のディーゼル燃料価格の15日間の凍結並びにトラック運転手カード発行を発表している。
昨年5月下旬から11日間継続したディーゼル燃料価格値下げ要請を発端とした、全国規模のトラック運転手の国道封鎖の抗議デモに続いて、今年初めの国際石油価格上昇に伴って石油精製所の15.6%値上げ、ガソリンポストの3.6%の値上げに対するディーゼル燃料価格値上げ反対デモに繋がった。
国際石油価格に連動する燃料価格の小刻みな調整はインフレ指数以上の調整と取られて、5月下旬に発生したトラック運転手の抗議デモに繋がって、市場ではペトロブラスの独立性が侵されたと見られて、ペトロブラス石油公社のペドロ・パレンテ総裁は辞任に追い込まれていた経緯があった。
ペトロブラスでは今年初めから毎週ディーゼル燃料価格の見直しを実施していたが、昨日15日おきのディーゼル燃料価格の見直しを発表したが、トラック運転手はドル連動による1カ月おきの見直しを要求している。
またBR Distribuidora社発行のトラック運転手カードは、一定期間同一価格でディーゼル燃料購入が可能となるシステムを導入、90日以内のカード発行を約束している。(2019年3月27日付けエスタード紙)