ブラジル建設材料工業協会(Abramat)の発表によると、2019年3月の建材販売は1月並びに2月の減少から一転して前年同月比2.9%増加、今年第1四半期の販売は前年同期比僅か0.1%増加に留まっている。
建材販売は新規住宅販売リリースから遅れて増加する傾向があり、また連邦政府によるインフラ整備プロジェクト再開などで、今年下半期からの建材販売増加をAbramat協会のロドリゴ・ナヴァーロ会長は予想している。
またジャイール・ボルソナロ新政権による新社会保障改革の国会通過や税制改革の内容発表、積極的な連邦公社の民営化、国内経済活性化のためのインフラ整備部門の入札案件増加などの要因で、今後の建築資材関連販売は大幅な増加が期待されている。
今年3月の基礎建材販売は3.9%増加した一方で、内装・外装用仕上げ材関連販売は1.6%増加に留まっている。今年第1四半期の基礎建材販売は1.5%増加、仕上げ材関連販売は1.7%減少している。
3月の過去12カ月間の建材販売は僅か0.8%増加、そのうち基礎建材販売は1.5%増加した一方で、仕上げ材関連販売は0.3%縮小、昨年の建材販売は前年比1.0%増加して、3年連続のマイナスから増加に転じていた。(2019年4月9日付けヴァロール紙)