田中敬介日本・ペルー商工会議所副会頭が表敬訪問

 田中氏は今年4月1から日・秘商工会議所の副会頭(3月末まで会頭職)の要職にある。今回は3回目の来伯でサンパウロの市街を歩き、ペルー国との比較でブラジルの民度の高さに好印象を持ったとの事だ。

 今回の一番大きな訪問の目的はペルー日本人移住120周年また日ペルー商工会議所50週年記念の節目を祝う年、日本・ペルー交流年記念の位置付けで、「日本ペルー商工会議所経済フォーラム」及び「第13回日本ペルー経済協議会」の開催案を前広に説明・紹介、積極的にブラジルからの参加者を募りたい意向がある。

 自由貿易の推進とイノベーションによる経済活性化が根底に有り、南米へのゲートウエイの一つであるペルーは今世界的に脚光を浴びている。昨年の名目GDP総額は2,200億ドル、成長率が4%、公的債務のGDP比は約26%、財政収支のそれは僅かマイナス2.5%の低率に過ぎない。非常にこじんまりとしていて、良くコントロールされている南米の優等生だ。

 このイベントは今年11月、チリで開くAPEC会議の時期に焦点を合わせ、日ペルーの政府および民間の要人が参加、2日間の日程で開かれる予定。2日の最終日にはオプショナルツアーも計画されている。東商・日商と連携しながら同商工会が在ペルー大使館やJETRO等と共催形式で行われる。日本や北米から100人位の経済ミッションが予定され、ブラジルからも多くの参加者を期待していると田中氏は意気込みながら協力を要請した。後日、適切な日に当所の関係深い委員会名で会員あてに案内する事で合意した。

 会議所から村田会頭、安田副会頭(日伯交流年委員長)、松崎専任理事(全地域会議所連携強化委員長)、平田事務局長が会合に参加した。

田中敬介日本・ペルー商工会議所副会頭

左から、平田事務局長、村田会頭、松崎専任理事、安田副会頭、田中敬介 日本ペルー商工会議所副会頭

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

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