2019年3月の連邦政府の対内名目債務残高はGDP比78.4%に相当する5兆4,310億レアルに達して記録更新、2014年から継続して対内名目債務残高はGDP比で上昇傾向を示している。
今年3月の連邦政府の対内名目債務残高の上昇要因として、財政プライマリー収支赤字が186億2,900万レアル、3月としては統計を取り始めた1997年以降では2番目の大幅赤字を計上している。
今年3月の利払いは435億4,600万レアルと前年同月の324億9,600万レアルから大幅に上昇、また中銀は、ドル高の為替が原因となって為替スワップで120億レアルの損益を計上している。
2018年9月の連邦政府の対内名目債務残高はGDP比77.2%、昨年12月は77.2%であった。今年3月の対内実質債務残高はGDP比54.2%と2月のGDP比54.4%かわ僅かに減少していた。(2019年5月2日付けヴァロール紙)