昨年のガソリン消費はトラック運転手ストライキで二桁減少

ブラジル燃料・潤滑油配送協会(Plural)の発表によると、2018年のブラジル国内のガソリン消費は、昨年5月末から11日間継続したトラック運転手の国道封鎖抗議デモによる物流問題発生の影響を受けて、マイナス13.1%に相当する384億リットルに留まった。

昨年の燃料・潤滑油・石油派生品消費は、前年比0.3%増加の1,251億リットルを記録したにも関わらず、ガソリン消費はトラック運転手ストライキで大きな影響を受けていた。

しかし昨年のディーゼル燃料消費はトラック運転手ストライキにも関わらず、1.6%増加の556億リットルを記録、トラック運転手ストライキ発生前の4か月間のディーゼル燃料消費は、前年同期比4.2%増加していたにも関わらず、ストライキ発生後はマイナス18.2%となっていた。

また昨年のエタノール燃料消費は、ペトロブラス石油公社によるガソリン価格の上昇に比例並びにインドでの砂糖生産社に対する補助金政策の影響で砂糖の国際コモディティ価格下落に反比例して、前年比42.1%増加の194億リットルを記録している。

昨年の液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)消費は、12.3%増加の22億リットルと二桁台の増加を記録、灯油などの石油派製品はマイナス31.6%の23億リットル、ケロシン消費は6.6%増加の72億リットルであった。(2019年5月3日付けヴァロール紙)

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