今年初め4か月間の自動車生産は輸出失速で停滞

昨日の全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2019年初め4か月間のトラックやバスを含む新車生産は、アルゼンチンの為替危機やインフレ急上昇の影響で新車輸出が大幅に落ち込んでおり、前年同期比0.1%減少の96万5,400台に留まっている。

今年4月の新車生産は前年同月比0.5%増加の26万7,500台、前月比では11.1%増加、前記同様に今年4月の新車輸出は、アルゼンチン向け輸出が壊滅的な打撃を受けて45%減少の13万9,500台、10.5%減少の3万4,900台に留まっている。

年初の今年の新車生産は前年比9.0%増加を見込んでいたが、今年下半期にアルゼンチンでは大統領選挙があるため、新車生産予想は不透明になっていると全国自動車工業会(Anfavea)のルイス・カルロス・モラエス会長は説明している。

今年4月のブラジル国内の新車販売は前年同月比6.7%増加の23万1,900台、前月比10.9%増加、今年初め4か月間の新車販売は10%増加の83万9,500台と好調に推移している。

今年4月の自動車業界では174人の新規雇用を確保したが、4月の過去12カ月間では1,595人減少、自動車業界の雇用総数は前年同月比1.2%減少の13万154人となっている。(2019年5月8日付けエスタード紙)

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