メディカル分科会(市川分科会会長)は、2019年5 月10日15時30分から、商工会議所大会議室にて分科会会合を開催、18名が参加し活発な議論が交わされた。はじめに、市川分科会会長から、分科会の新体制、そして新メンバーの紹介が行われた。
次に、欧米企業やABIMED等との連携によるINMETRO Portaria 54/ 2016に対する改善提言活動について、マルシオ氏と塩田氏より説明が行なわれた。メディカル分科会は、3月26日@リオと4月23日@ブラジリアにて開催されたINMETRO、ANVISAとの政策提言会合に参加、その中で9項目の改善提案を行なった。
今回は、3月と4月の政策対話会合における項目ごとの成果報告と、今後の活動について説明が行なわれた。提案された幾つかの項目については、INMETRO規制改善に向けたパブリックコンサルテーションが開始されることになっており、その際には各社からもコメントをしてもらうよう協力依頼を行なった。
また、提案された項目の中には、関連している組織や団体の利害が絡む規制もあり、慎重に取り扱われているとの説明が行なわれた。これらの項目については、今後も継続してINMETRO・ANVISAの技術委員会(テクニカルコミッティー)の場で議論され、粘り強く政策提言活動を行なっていく必要があるとした。また、4月に分科会メンバー間で実施されたアンケート調査については、INMETROのテストレポートの課題が中心で、現在の改善提言項目に集約される形となった。
参加者は、市川分科会長(日本光電)、本川氏(日本光電)、塩田副分科会長(フジフイルム)、マルシオ氏(フジフイルム)、水谷副分科会長(パラマウントベッド)、三好副分科会長(テルモ)、安楽副分科会長(島津製作所)、山田副分科会長(オムロン)、朝倉氏(カネカ)、近藤氏(タカラベルモント)、波多野氏(朝日インテック)、岩瀬氏(ジェトロサンパウロ)、古木氏(ジェトロサンパウロ)、門屋氏(JICA事務所)、斉藤氏(JICAサンパウロ)、上田領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、吉田調査員。
Kotaro Ichikawa, Kentaro Shiota e Marcio Godoy
Fotos: Rubens Ito / CCIJB