ブラジル地理統計院(IBGE)の月間小売調査(PMC)によると、2019年3月の自動車並びに建材を除く一般小売販売は前月比0.3%増加、今年第1四半期の月間平均小売販売は0.3%増加している。
また今年3月の小売販売は、月初めにカーニバル休暇が始まったために前年同月比マイナス4.5%と前月まで7カ月連続増加から一転してマイナスを記録、マイナス4.5%は2016年12月のマイナス4.9%に次ぐ大幅な落ち込みを記録している。
今年初め3か月間の小売販売では前年同期比0.3%増加、3月の過去12カ月間の小売販売は1.3%増加、今年3月の自動車並びに建材を含む広範囲小売販売は前月比1.1%増加、今年初め3か月間では2.3%増加、3月の過去12カ月間では3.9%増加している。
今年3月の小売販売調査対象の8セクターのうち5セクターでマイナスを記録、特にハイパー・スーパーマーケット・食料品・飲料・嗜好品セクターはマイナス0.4%、燃料・潤滑油セクターはマイナス0.8%、家具・家電セクターはマイナス0.1%、繊維・衣料・履物セクターはマイナス2.5%、書籍類・印刷物・製本セクターはマイナス4.1%を記録している。
一方前記同様に医薬品・香水・化粧品・医療機器セクターは1.4%増加、日用雑貨・装身具類セクターは0.7%増加、情報機器・事務機器・通信機器セクターは2.9%増加していた。
また今年3月の小売販売は前年同月比マイナス4.5%、調査対象の8セクターの内6セクターでマイナスを記録、特にハイパー・スーパーマーケット・食料品・飲料・嗜好品セクターはマイナス5.7%、燃料・潤滑油セクターはマイナス4.3%、家具・家電セクターはマイナス4.8%、日用雑貨・装身具類セクターはマイナス3.3%、繊維・衣料・履物セクターはマイナス5.7%、書籍類・印刷物・製本セクターはマイナス36.7%の落込みを記録した一方で、医薬品・香水・化粧品・医療機器セクターは3.8%増加、情報機器・事務機器・通信機器セクターは0.6%増加している。
今年3月の広範囲小売販売は前月比1.1%増加、そのうち四輪・二輪セクターは4.5%増加、建材セクターは2.1%増加、しかし前年同月比ではマイナス3.4%と22カ月ぶりにマイナスを記録している。(2019年5月9日付けブラジル地理統計院(IBGE)サイトから抜粋)