今年6月に本社海外事業開発部顧問に就任するブラジルロート製薬の谷山泰朗社長並びに後任の金田けい社長、香川真賢CFOが2019年5月14日に商工会議所を訪問、谷山泰朗社長は応対した平田藤義事務局長に帰国挨拶、後任の金田けい社長は着任挨拶を行った。ブラジルロート製薬は2年前の大不況時に眼科手術用デバイス及び目薬を製造・販売するブラジル企業OPHTHALMOS社を買収して、ラテンアメリカ進出の拠点を築いて果敢にマーケットシェア拡大を進めている。
ブラジルでの白内障手術は日本の6割程度の実施数であり、OTC(一般用)目薬市場は日本の4割程度と小さいものの、生活レベルの改善に伴い市場が成長していること、また、ブラジルは人口が多く将来の老齢化に伴いアイケアの大きな潜在需要が見込めると判断した。ロート製薬は、今回の買収により医科向け目薬の拡充、OTC目薬市場への進出、及び周辺国や世界各地への製品輸出や眼科周辺分野への商品群の拡大も期待できると見込んでいる。
Masakata Kagawa, Kei Kaneda, Yasuro Taniyama e Fujiyoshi Hirata
Yasuro Taniyama, Fujiyoshi Hirata, Kei Kaneda e Masakata Kagawa
Fotos: Rubens Ito / CCIJB