人工頭脳がクレジット審査代行か

ブラジルの商業銀行では、クレジット審査業務に人工頭脳ロボットを積極的に導入して、審査時間の短縮や顧客に対するクレジットの許容金額などに積極的に活用している。

経済が停滞している現在でもブラジルの商業銀行では人工頭脳ロボットを活用して、クレジット要請している顧客のファイナンス情報分析でクレジット金額が増加している。

ブラデスコ銀行では、過去14カ月間にクレジット承認件数は人工頭脳ロボット活用による顧客分析による安全なクラシフィケーション効果で14.0%増加している。

ブラジル銀行では、人工頭脳ロボットを活用して2,800種類のアルゴリズム活用で顧客情報収集や情報を体系化して、顧客に最適なクレジット提供で好評を得ている。

昨年ブラジル銀行では、人工頭脳ロボット活用できる技術者30人の募集に対して、60人が応募したにも関わらず、僅か22人の技術者しか募集要項を満たさなかったために、人工頭脳ロボットを活用できる人材が圧倒的に不足している。

ブラデスコ銀行では過去20年間に月間平均4万件のクレジット審査を行ってきたが、現在は1日平均20万件のクレジット審査が可能となっている。人工頭脳ロボット活用しなければ2万人の行員が必要であったが、現在は500人の行員でクレジット審査が可能となっている。

5年前のブラデスコ銀行では新しいクレジットプログラムリリースには6カ月間を要していたが、今では1か月も必要なく新クレジットプログラム提供が可能となっている。(2019年6月12日付けヴァロール紙)

 

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