メディカル分科会(市川分科会会長)は、2019年6月24日16時から、商工会議所大会議室にて会合を開催、17名が参加し活発な議論が交わされた。同分科会は、ANVISAやINMETROへの政策提言を継続して行なってきており、少しずつではあるが進展が見られる。
今回は、5月27日に発表されたINMETRO、Portaria 54/2016のパブリックコンサルテーション(Consulta Publica)対応の為、メディカル分科会としての意見をまとめる為に会合を開催、はじめにマルシオ氏と塩田氏より、これまでに欧米企業やABIMED等と提言してきている9項目について、INMETROの改正案との比較解説が行なわれた。INMETROの改正案について、産業界の9項目全てに改善がなされていないこともあり、各項目の改善内容について、丁寧に議論が行なわれた。
メディカル分科会が作成する意見書については、ABIMEDとも意見調整を行なうため、7月4日に意見摺り合わせ会合を予定している。そして、7月26日までに、分科会として、意見書をINMETROに提出することとなった。
次に、JETRO岩瀬氏より、日伯貿投委において、貿易投資における課題として、医療機器認証制度について意見する場の説明があり、この会合に向けた準備を進めていくことが議論された。分科会としては、あらゆる場において、医療機器制度改善につき、積極的に政策提言を行なっていくことで合意が得られた会合となった。
参加者は、市川分科会長(日本光電)、本川氏(日本光電)、塩田副分科会長(フジフイルム)、マルシオ氏(フジフイルム)、三好副分科会長(テルモ)、安楽副分科会長(島津製作所)、高橋副分科会長代理(パラマウントベッド)、朝倉氏(カネカ)、近藤氏(タカラベルモント)、板垣氏(パナメディカル)八柳氏(GSIクレオス)、岩瀬氏(ジェトロサンパウロ)、斉藤氏(JICAサンパウロ)、上田領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、日下野総務補佐、吉田調査員。
左から市川分科会長(日本光電)/塩田副分科会長(フジフイルム)/マルシオ氏(フジフイルム)