文協主催の国際日系デーパネルディスカッション「Os Legados de Uma Cultura」

2019年6月25日夜、ブラジル日本文化福祉協会(文協)の大講堂で国際日系デー(6月20日)を祝い、パネルディスカッション「Os Legados de Uma Cultura」が開催された。1,300人収容の大講堂が満席となった。

石川レナト文協会長、野口泰在サンパウロ日本国総領事のスピーチに始まり、ブラジルナレッジマネジメント協会のアンドレ・サイトウ(Andre Saito)会長からの次世代日系人育成を目的としたProjeto Geracao の紹介が行われた。

続いて、石川文協会長、野口総領事、山田県連会長、西尾宮坂国人財団理事長、岩水日伯文化連盟(アリアンサ)副会長、佐藤JICAブラジル所長、野村サンパウロ市議会議員、平田事務局長ほか数名で鏡割りの儀式が行われた。

白石テルマ(日本食普及親善大使、レストラン「藍染」オーナー兼シェフ」)による講演では同氏の日系人としての経歴や「もったいない」、「頑張る」、「生きがい」、「感謝」、「一期一会」などの日本人の価値観、フィロソフィーについて語った。

マルシオ・ゴーメス(Marcio Gomes)TVグローボレポーターは5年間の東京特派員体験談や感想を述べ、掃除や部活などの日本の教育システムなどについてのルポ動画も披露。

一方、クローヴィス・デ・バーホス(Clóvis de Barros)サンパウロ大学コミュニケーション学科倫理学教授は日本人の他人に対する思いやりや親切さなどについてユーモアあふれるトークで観客を魅了した。

その後、JCI日本ブラジル青年会議所会長のロドルフォ・ワダ氏、アレシャンドレ・カワセ元会長がモデレーターとなり、白石、ゴーメス両氏と対談を行った。

マガジン・ルイザ社社長のルイザ・トラジャーノ(Luiza Trajano)氏が閉会の言葉を述べ終了した。

 

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