政策対話委員会(佐藤真吾委員長)、課税・通関WG(吉田幸司グループ長)が、2019年8 月2日午後4時30分から、課税・通関WG活動について、8人が参加して開催された。
課税・通関WGは、吉田グループ長司会の下、課税に関するアンケート調査、政策提言書アップデート、また会員企業向けの日本語でのセミナーについての意見交換を行った。課税に関するアンケート調査は、7月30日まで回答を受け入れ、現在は調査結果をまとめている。その結果を元に、政策提言書をまとめていく予定で、テーマとしては、税の簡素化、連邦税の還付/相殺、ICMS税、移転価格税制、税務調査、税務訴訟、税制改革等が挙げられている。アンケート調査からは、税務にかかる時間が長いことや税務官の見解の違いによる訴訟リスクなど、多岐にわたる課題が挙げられた。また、税制改革への大きな期待の声もあり、いくつかの税制改革案も議論されているが、基本的に構造改革を支持していくとの意見が見られた。8月中には、アンケート調査をまとめ、ブラジル政府へしっかり政策提言を行っていくとの議論が行われた。
出席者は、吉田幸司グループ長(KPMG)、安岡正哉氏(DELOITTE)、稲村敦志氏(ブラジル住友商事)、森田透氏(日本通運ブラジル)、湯原慶氏(日本郵船ブラジル)、大使館:中島良太書記官、事務局:日下野成次総務補佐、吉田章則調査員
Foto: Rubens Ito / CCIJB