ジャイール・ボルソナロ大統領は、「Aproxima」と命名される所得が2最低サラリー~5最低サラリー(1,996レアルから4,990レアル)の中間層向けリーディング住宅や商業施設建設プログラムを発表すると予想されている。
「Aproxima」と命名される中間層向けリーディング住宅は、勤務地に近い便利で立地条件の整った都市の中心部で、連邦政府の国有地での建設が予定されており、20年間のリーディング契約終了後に住宅取得が可能となる。
大衆住宅建設プログラム“私の家、私の暮らし”(MCMV)の住宅建設地は都市郊外の立地条件の悪い場所が大半で、住宅価格を抑えるために地下の安い勤務地から遠い場所となっている。
ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ政権時から始まった大衆住宅建設プログラム“私の家、私の暮らし”(MCMV)向け補助金総額は既に1,100億レアルに達しており、2020年のMCMV向け補助金の予算は僅か27億1,000万レアルに縮小される。
ブラジル国内の住宅は780万家族向けが不足しており、MCMVプログラムは不足住宅件数の42%をカバーする計画となっているが、財政再建中のボルソナロ政権にはMCMVプログラム予算の削減は不可欠となっている。(2019年9月29日付けエスタード紙)