ワシントンの有力シンクタンクAtlantic Council社のJason Marczak ダイレクタ―による『ワシントンから見たブラジル』講演会は、2019年10月9日午後2時から3時過ぎまで14人が参加して開催、村田俊典会頭が進行役を務め、初めに商工会議所作成の3分間ビデオでJason Marczak ダイレクタ―に商工会議所活動を紹介した。
Jason Marczak ダイレクタ―は10日並びに11日にWorld Trade Centerで開催される『Brazil Investiment Forum 』に併せて来伯、講演会ではAtlantic Council社のシンクタンク関連事業、現在の米国とブラジルの関係、ブラジル経済の見通し、ブラジルの外交政策などについてコメントした。
質疑応答では、米国とブラジルのFTA協定の可能性、近年からボルソナロ政権に至るまでのブラジルに対する米国の評価、伯米二重課税防止協定の重要性、米国と中国の貿易摩擦のブラジルへの影響などが挙げられた。また、伯米経済関係の中でポテンシャルなセクターとしてエネルギー、インフラ、農業、IT部門などが挙げられたほか、野党アルベルト・フェルナンデス大統領候補の当選によるアルゼンチン経済政策の行方と伯米への影響などについてディスカッションが行われた。
参加者はJason Marczak氏(Atlantic Council)、村田会頭(双日)、カルロス・アルマンド・ペドロード氏(BANCO MUFG)、岩瀬氏(ジェトロ)、岡田氏(コマツブラジル)、平野氏(京セラ)、福井氏(丸紅ブラジル)、クマモト氏(三菱商事)、大塚氏(三井物産)、田村氏(Sompo Seguros)、飯田氏(住友商事)、大谷氏(東レ)、平田事務局長
左から講演者のAtlantic Council社のJason Marczak ダイレクタ―/村田俊典会頭