連邦貯蓄金庫は住宅クレジット金利を引下げ

民間大手商業銀行は、9月18日に中銀の通貨政策委員会(Copom)全会一致で政策誘導金利(Selic)を6.0%から0.5%引下げて5.5%に決定、1996年6月以降では過去最低のSelic金利に伴って、一斉に住宅クレジット金利を引下げている。

連邦貯蓄金庫(Caixa)は、ポウパンサ預金システム並びに住宅金融システム(SFH)、不動産金融システム(SFI)を通した住宅購入クレジット金利の最大1.0%引下げを決定している。

連邦貯蓄金庫(Caixa)では、住宅購入クレジット金利8.50%プラス現在は0%の参考金利(TR)を7.50%、住宅購入クレジット金利9.75%プラスTRを9.50%に引き下げる。

中銀によるSelic 金利6.0%から5.5%への引下げに伴って、ブラデスコ銀行の住宅購入クレジット金利は7.30%プラスTR、イタウー銀行は7.45%プラスTR、サンタンデール銀行は7.99%プラスTRとなっている。

連邦貯蓄金庫(Caixa)では、8月20日から参考金利(TR)の代わりにインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の導入しており、住宅購入クレジット金利は、IPCA指数プラス2.95%からIPCA指数プラス4.95%となっている。

先週連邦貯蓄金庫は住宅購入向け新規クレジット枠として10億レアルを確保、また同金庫では住宅購入向けクレジット総額98億レアルの与信を承認、過去40日間の住宅購入向けクレジットは1年分に相当する金額に達している。

住宅金融システム(SFH)による不動産購入最高価格は150万レアル、不動産金融システム(SFI)による不動産購入最高価格は30万レアルから300万レアル、IPCA指数連動クレジットでは200万レアルに制限される。(2019年10月9日付けエスタード紙)

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