地方政府並びにペトロブラスへの支払でプレソルト入札の国会承認要請

連邦政府は地方政府(州・市)への交付金並びにペトロブラス石油公社への負債返済のために、11月6日に予定されている2回目の岩塩層下(プレサル)石油・天然ガス入札並びに商業的な原油埋蔵量が確認されていない11月7日の第6回プレサル石油・天然ガス入札の国会での早急な承認を経済省のWaldery Rodrigues特別局長は要請している。

ダヴィ・アルコルンブレ上院議長並びに与党リーダーのフェルナンド・ベゼーラ議員は、プレサル石油・天然ガス入札の国会承認を入札前に行うために、与野党間で調整している。

11月6日の石油・天然ガス入札では、総額1,065億レアルの臨時歳入のうちペトロブラス石油公社に差額の336億レアルを返済する予定であったが、ペトロブラスへの負債は政策誘導金利(Selic)で調整されるために、今では345億レアルに達している。

連邦政府は2010年にペトロブラス石油公社に50億バレルの原油開発を許可の代わりに、ペトロブラスは連邦政府に748億レアルを支払っていた経緯があった。11月に入札にかけられるプレソルト鉱区の石油・天然ガスの埋蔵量は60億バレル~150億バレルが見込まれている。

連邦政府は11月6日の石油・天然ガス入札にかけられる埋蔵量が非常に大きいBuzios鉱区並びにItapu鉱区、Sepia鉱区、Atapu鉱区は、熾烈な落札合戦が展開されると予想されている。

昨日経済相は、2019年の予算のうち11月22日までに73億レアルの歳出承認を発表したが、今年11月上旬までに予定されている3回の石油・天然ガス開発向け入札のトップを切って、今月10日に第16回岩塩層上(ポスサル)石油・天然ガス開発入札が実施され、連邦政府の臨時歳入総額は、最低入札設定価格を322%上回る89億1,500万レアルを記録していた。

11月6日の石油・天然ガス入札では、総額1,065億レアルの臨時歳入のうち524億7,000万レアルは予算に編入されるが、一部はペトロブラスによる投資金の返済に充てられる。(2019年10月15日付けエスタード紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=46545