今年9月の歳入総額は予想を下回る1,139億レアル

2019年9月の国庫庁のインフレ指数を差引いた実質歳入総額は、前年同月比3.31%増加の1,139億3,300万レアルと9月としては2014年の1,188億2,900万レアルに次ぐ記録となったが、Prisma調査の予想の4.98%増加を下回った。

9月の実質歳入総額が前年同月比3.31%増加の1,139億3,300万レアルに留まった要因として、法人所得税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)は前年同月比5.13%減少の87億1,600万レアルであった。

今年初め9カ月間の歳入総額は、前年同期比2.15%増加の1兆1,290億レアルと今年3月から継続していた上昇サイクルから減少傾向に転じている。今年初め9カ月間の一般歳入は18億3,100万レアル減少している。

今年9月の一般歳入の源泉徴収所得税(IRRF)は、従業員利益分配金(PLR)が牽引して7.89%増加、金融操作税(IOF)もクレジット部門の拡大に伴って8.44%増加している。

9月の一般歳入は0.2%増加の1,115億2,300万レアル、石油派生品のロイヤリティによる臨時歳入は5.92%増加の24億1,100万レアル、また連邦政府の補助金などによる歳入減少は78億9,600万レアルと前年同月の78億1,500万レアルを僅かに上回った。(2019年10月23日付けヴァロール紙)

 

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