満員御礼のICMS税累積クレジットのリリース申請プロセスセミナー開催

政策対話委員会(佐藤真吾委員長)課税・通関ワーキンググループ( 吉田幸司グループ長)主催の「ICMS税累積クレジットのリリース申請プロセスに関するセミナー」は、2019年10月24日午後4時から5時30分まで会場一杯の65人以上が参加して開催、進行役は吉田幸司グループ長が務めた。

初めに講師のGlobal Link Consultoria社の佐藤マリオ代表は、価値修正の付かないICMS税クレジット累積残高は、2013年3月末制定されたデジタルファイルは過去5年にさかのぼって作成・申請可能、ICMS税クレジット累積残高のリリース申請、申請プロセスは規制83号に沿ってデジタルファイル作成義務、作成前の不可欠な社内チェック手続き、州税務局による暗証番号の発行、クレジット金額の有効性チェックプログラムのダウンロードおよびインストール、e-CREDACシステムにアクセスするためのe-CNPJなどについて説明した。

クレジット申請の第一部として、累積ICMSクレジットリリースの申請会社の商取引・輸入・購入・販売オペレーション分析、有効性チェック。第二部として購入若しくは開発するソフトウエアチェック及びインストール。第三部は累積ICMSクレジットリリース申請のデジタルファイル作成準備及び情報チェック。会社の税務・コスト・在庫品管理、購入ソフトでデジタルファイル作成、作成したデジタルファイルをデーター検証システムに送信、e-CREDAC への送信、GDOC証明書受理。第四部は州税務局(DRT)の審査後に州税務本部へのデジタルファイル送付。第五部では本部のSEFAZ-DEAT部署で最終チェックがOKであればリリース申請会社に通知(Notificação)、e-CREDACシステム内の口座に振り込み官僚のプロセスを説明した。

またSPED FISCAL及び特別ICMS措置、FAST TRACKなどについても説明。質疑応答では、デジタルファイル審査の検査官の能力やレベル、クレジット審査する検査官の過不足、保険証券化、ソフトの選定、特別ICMS措置の申請、申請クレジットの問合せ、累積クレジットの使用方法などについて挙げられた。

PdfICMSクレジット累積残高のリリースの申請プロセス(Global Link Consultoria社の佐藤マリオ代表)

講演中のGlobal Link Consultoria社の佐藤マリオ代表

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=46577