ジャイール・ボルソナロ政権生誕300日記念式典で、ボルソナロ大統領は、Plano Mais Brasil(ブラジルの更なる飛躍プラン)」の発表並びにエレトロブラス電力公社(Eletrobras)の民営化法案の国会提出を発表した。
連邦政府はnエレトロブラス電力公社の民営化後も引続き40%の株式を所有するが、連邦政府は海外からの会社買収を防止するため、政府が保有している拒否権付き株式のゴールデンシェアは放棄する。
エレトロブラス電力公社は自社の民営化で240億レアルに資金調達の可能性があり、連邦政府に162億レアルの負債を返済しても78億レアルを投資や負債に回すことが可能となる。
2018年にミッシェル・テーメル前大統領は、インフラ事業の更なる民営化を目的とした投資パートナーシッププログラム(PPI-Programa de Parcerias de Investimentos)によるエレトロブラス電力公社の民営化を試みた経緯があった。
鉱山動力省のBento Albuquerque大臣は、エレトロブラス電力公社の民営化の実現を2020年第2四半期までを見込んでいるにも拘らず、与野党間の折衝次第となっている。
またボルソナロ大統領は、エレトロブラス電力公社民営化以外にも造幣公社(Casa de Moeda)の独占化廃止の大統領暫定令にサインしており、造幣公社が独占している紙幣やコイン、パスポート発行、収入印紙の発行を民営化して、構想力の強化やコスト削減を図る。(2019年11月6日付けエスタード紙)