中銀は今年のGDP伸び率を0.99%に上方修正

昨日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、2019年のGDP伸び率は前回予想の0.92%から0.99%に上方修正、2020年のGDP伸び率も前回予想の2.17%から2.20%に上方修正している。

四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)は、ブラジル地理統計院(IBGE)から発表されるが、中銀はIGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表、2019年9月の経済活動指数(IBC-Br)は前月比0.44%増加、今年初め9カ月間では0.8%増加を記録している。中銀は9月の今年のGDP伸び率を前回予想の0.8%から0.9%増加に上方修正していた。

中銀の最終フォーカスレポートでは、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を前回予想の3.33%から3.46%に上方修正したが、2020年のIPCA指数は前回同様に3.60%に据置いている。

今年のIPCA指数の3.46%は中央目標値の4.25%を大幅に下回っており、中銀の許容目標値の2.75%~5.75%以内に収まると予想、2020年のインフレ目標値は4.0%、2021年は3.75%に設定されている。

また今年10月の中銀の通貨政策委員会(Copom)では、今年のIPCA指数を3.4%、2020年は3.60%、2021年は3.5%を設定していた。(2019年11月26日付けエスタード紙)

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