販売好調のブラックフライディーで経済回復兆候か

小売販売大手のマガジン・ルイザ社並びにCasas Bahia並びにPonto Frioを擁するVia Varejo社のブラックフライディー期間中の売上は予想を大幅に上回っており、ブラジル国内経済回復の兆候を示している。

Cleaesaleグループ傘下のCompre&Confie社のオンライン販売調査によると、ブラックフライディー期間中の先週水曜日から金曜日のオンライン販売は、前年同期比31.0%増加の38億レアルと発表している。

ブラックフライディー期間中のオンラインによる注文件数は、前年同期比28.5%と大幅に増加した一方で、平均販売単価は僅か1.9%増加に留まっている。

Ebit/Nielsen社の調査によると、ブラックフライディー期間中のオンライン販売は、前年同期比23.6%増加の32億レアルと予想の18.0%増加を大幅に上回った。

マガジン・ルイザ社のフレデリコ・トラジャノ社長は、ブラックフライディー期間中のオンライン販売は50%以上と実店舗販売を上回ったと説明、オンライン販売の平均占有率は44.0%となっている。

Via Varejo社のRoberto FulcherberguerCEOによると、ブラックフライディー最終日の売上は11億レアル、オンライン販売は前年同期比83%増加、金曜日のオンライン販売は48%と普段の20%を大幅に上回っていた。

ReclameAqui社では、ブラックフライディー期間中の先週水曜日午前11時から金曜日午後6時までのclaim件数は、前年同期比50.5%増加の7,100件に達している。特に格安販売を行ったBurger King社へのclaim件数は293件並びにMcDonalds社は323件、Americanas社は245件に達している。(2019年12月2日付けヴァロール紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=46691