Casas Bahia社並びにPonto Frio社、Extra社を擁するVia Varejo社グループのブラックフライディー当日の11月29日の売上は、11億レアルに達して1日の売上としては大幅な記録更新となっている。
ブラックフライディー期間中の先週水曜日から金曜日の大手小売網の記録的な販売要因として、一般消費者に対するブラックフライディー特売の浸透並びに500レアルまでの現役サラリーマンの勤続期間保障基金(FGTS)預金や凍結預金の先払い政策導入、年利5.0%と過去最低の政策誘導金利(SELIC)、国内景気回復による一般消費者の景況感の改善が売上増加に拍車をかけている。
Via Varejo社グループのブラックフライディー当日の売上11億レアルは、同社の今年第3四半期(90日間)の売上65億レアルの約1/6に相当する前代未聞の売り上げを1日で記録したとVia Varejo社のRoberto Fulcherberguer社長は驚嘆している。
またFulcherberguer社長は、特売のブラックフライディー以降も小売販売は好調を維持していると指摘、この状態が継続すればクリスマス商戦や年明け後の小売販売も好調を維持すると期待している。
ブラックフライディー期間中のオンライン販売並びに実店舗販売共に予想を大幅に上回ったと小売販売大手のマガジン・ルイザ社のフレデリコ・トラジャノ社長は説明している。
ブラックフライディー期間中のオンライン販売は、前年同期比23.6%増加の32億レアルと予想の18.0%増加を大幅に上回ったとEbit/Nielsen社オンライン販売担当のEduardo Galanternick取締役は説明している。
ブラックフライディー期間中のオンライン販売は、今年7月のAmazon Day期間中の販売を大幅に上回ったとオンライン販売のアマゾン社小売販売担当のDaniel Mazini取締役は説明している。(2019年12月4日付けエスタード紙)