75年の歴史を誇る中国の重機械メーカーXCMG社は、2020年からのブラジル経済回復に伴って、グループ傘下の部品サプライヤー進出を促すために、ミナス州内の製造基地は同社最大の海外製造基地であるだけでなく、建機工業団地を建設する。
中国の重機械メーカーXCMG社は、昨日サンパウロでミナス州ポウゾ・アレグレ市での工業団地設立計画を発表、現在は中国から輸入する CKD 部品による組立製造を行っているが、グループ傘下のサプライヤーを呼び寄せて、コストダウン並びに生産効率を向上させる。
重機械メーカーXCMG社の昨年の重機生産は1,300台に留まったが、重機工場の生産能力は年間7,000台あるにも関わらず、ブラジル国内経済の低迷で設備稼働率が非常に低率で推移していた。
XCMG社のポウゾ・アレグレ市工場の敷地面積は100万平方メートル、製造工場面積は14万平方メートル、グループ傘下のサプライヤーには3万平方メートルの工場用地が宛がわれる。初めのサプライヤーは大型自動車向けにディーゼルエンジンを生産する中国最大手の自動車部品メーカーWeichai 社が見込まれている。
XCMG社グループはブラジルXCMG銀行を世界に先駆けて開設、グループ傘下のスプライヤーに初年度の4億レアル~5億レアルのクレジット供給で、ブラジル国内での部品メーカーの国産化比率上昇に向けて投資を後押しする。(2020年1月7日付けヴァロール紙)