今年第1四半期の製造業部門の企業経営者の景況感が上昇

ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の製造業部門の企業経営者景況感(ICI)調査によると、2020年1月の企業経営者の景況感指数(ICI)は、前月比1.1ポイント上昇の100.5ポイントを記録した。

今年1月の景況感指数(ICI)100.5ポイントは、景況感指数のターニングポイントである100ポイントを突破、2018年5月に記録した100.2ポイント以来1年半ぶりの100ポイントを突破して、製造業部門の生産回復の兆候が表れてきている。

ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)エコノミストのレナータ・デ・メロ氏は、製造業部門の在庫減少と設備稼働率上昇に伴って生産増加に繋がっており、今後3ヵ月間から6カ月間内での持続的生産サイクル突入を予想している。

今年1月の企業経営者の現状景況感指数(ISA)は、前月比0.3ポイント減少の99.3ポイントに対して、6か月後の先行き景況感期待指数(IE)は、前月比2.4ポイント上昇の101.6ポイントを記録、2018年6月に記録した102.3ポイント以降では最高の先行き景況感期待指数(IE)を記録している。

今年1月の現状の企業経営者の景況感指数(ISA)は、前月比0.3ポイント減少の99.3ポイントと100ポイントを割っているにも関わらず、1年前の96.2ポイントとの比較では3.1ポイントと大幅に上昇している。

また今年1月の製造業部門の設備稼働率(NUCI)は、前月の75.1ポイントから75.5ポイントに上昇しており、今年第1四半期の製造業部門生産の大幅な上昇が期待できる。(2020年1月23日付けヴァロール紙)

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