世界保健機関(WHO)は昨日27日、中国の新型コロナウイルスが世界に及ぼすリスクを「中程度」と評価したことの誤認であり、「高い」に修正したことニュースで世界中の株式市場を震撼させた。
この新型コロナウイルスのハイリスクへの修正のニュースで、サンパウロ平均株価(Ibovespa)は3.29%下落して2019年3月27日以降では最高の暴落率を記録したが、先週のIbovespa指数は1万1,450ポイントまで達して記録更新していた。
また新型コロナウイルスのハイリスクへの修正のニュースで、レアル通貨に対するドルの為替は0.60%上昇のR$4.2098まで上昇して昨年12月2日以降では最高のドル高の為替を記録している。
ロンドンの証券取引所の平均株価は2.29%、フランクフルト2.74%、ニューヨークのダウジョーンズ1.57%、ナスダック1.89%、S&P 500は1.57%それぞれ下落を記録している。
新型コロナウイルスニュースで、石油の国際コモディティである主にイギリスの北海にあるブレント油田から採鉱される硫黄分の少ない軽質油の1バレル当たりのブレント油価格は1.94%上昇の59.32ドルを記録している。
中国政府は、新型コロナウイルス拡大への予防策として大規模な新年の祝賀行事をすべて中止することを決定、また感染拡大予防のために新年の祝日を3日間延長、証券取引所も2月2日迄閉鎖される。
新型コロナウイルス発生した湖北省武漢市は中国経済の4.0%を担っているが、中国全土への新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年上半期の中国のGDP伸び率は0.8%減少するとDanske Bankは予想している。(2020年1月28日付けエスタード紙)