今年のショッピングセンターの売上は前年比7.0%増加予想

ブラジル・ショピングセンター協会(Abrasce)は、2020年のショッピングセンターの小売販売は前年比7.0%増加を予想しているが、2019年のショッピングセンターの小売販売は前年比7.9%増加していた。

しかし今年のショッピングセンターの小売販売が前年比7.0%増加予想の条件として、中国湖北省武漢市が発生源の新型コロナウイルスは既に1万人近く感染拡大しているが、感染拡大に歯止めがかかり、また米中貿易摩擦の悪化しない条件となっている。

昨年12月19日~24日のクリスマス商戦のインフレ指数を差引かない名目小売販売は前年同期比3.1%増加、昨年12月1カ月間の名目小売販売は5.5%増加、インフレ指数を差引いた実質小売販売は1.14%増加であった。

一方ショッピング・テナント協会(ALshop)では、昨年12月1日~20日間のクリスマス商戦の名目小売販売は、前年同期比9.5%増加とブラジル・ショピングセンター協会(Abrasce)との発表の間に、算出方法の違いで大きな誤差が生じている。

2019年の新規ショッピングセンターオープンは予定の15カ所を下回る11カ所に留まったが、今年は19カ所の新規ショッピングセンターオープンが予定されており、2014年以降では記録更新すると予想されている。(2020年1月31日付けヴァロール紙)

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