シンポジウム発表資料作成で貿易部会開催

貿易部会(猪股 淳部会長)は、3 月5日に開催される2020年上期の業種別部会長シンポジウム発表資料作成のために、2020年2月5日午後3時から14人が参加して開催、猪股 淳部会長は2019年の回顧としてドラフト資料を基に、半期ごとの輸出入額推移、主要品別輸出入、主要国/地域別輸出入、対日貿易、国別対内直接投資推移、主要業種別対内直接投資、日本の対内直接投資推移などについて説明。部会ではヴァーレ社のダム決壊による鉄鉱石価格変動、米中貿易摩擦の影響による世界貿易縮小並びに大半の国際コモディティ価格減少の影響、米国のトウモロコシ不作、中国の豚コレラ、アルゼンチンの為替危機並びに左派政権誕生などが挙げられた。

2020の展望として、新型コロナウイルスの動向や影響、不透明な米中貿易摩擦、米国大統領選動向、不透明な為替、ブラジル地方統一選挙前の税制改革の行方、国営企業民営化やインフラ整備プロジェクト進展などについて活発に意見交換。また金利低下による株式市場の動向、ブラジル企業の投資先模索、メルコスールと韓国やシンガポールとのFTA締結の進展、構造改革による今後の直接投資への変化、スタートアップ関連企業への投資などが挙げられた。

参加者は猪股部会長(伊藤忠商事)、有村副部会長(島津製作所)、古木副部会長(ジェトロサンパウロ事務所)、大矢氏(伊藤忠商事)、大野氏(ダイソー)、木村氏(丸紅)、小湊氏(極東貿易)、大谷氏(東レ)、松原氏(三菱コーポレーション)、村田氏(双日)、佐久間氏(双日)、中野副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当。

左から古木副部会長(ジェトロサンパウロ事務所)/有村副部会長(島津製作所)/猪股部会長(伊藤忠商事)

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=46866