今年のIPO第一弾は建設業Mitre社とレンタルサーバ-Locaweb社

今年は、過去最低の政策誘導金利(Selic)並びに2.0%以上のGDP伸び率などの要因で、新規株式公開(IPO)による資金調達を目論んでいる企業が数珠つなぎの様相となっている。

サンパウロ証券取引所(B3)の関係者は、今年の新規株式公開(IPO)による資金調達総額は1,200億レアルに達する可能性を予想、建設業Mitre社のIPOは今日5日、レンタルサーバ-Locaweb社のIPOは明日6日に予定されている。

建設業Mitre社のIPOによる資金調達は10億レアルを上回ると予想、レンタルサーバ-Locaweb社のIPOによる資金調達は12億レアルを上回ると予想されている。

昨年初め9カ月間のMitre社の売上は前年同期比65.0%増加の1億8,980万レアル、税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示すEBITDAは、前年同期比96.0%増加の3,970万レアルであった。

またLocaweb社のレンタルサーバ-事業開始は1998年、昨年初め9カ月間の純益は前年同期比2倍以上の1,100万レアル、売上は21.3%増加の2億8,050万レアルであった。

Mitre社の新規株式公開の主幹事銀行は、Itau BBA社並びに BTG Pactual社、 Bradesco BBI社、またLocaweb社の新規株式公開の主幹事銀行は、Itau BBA 社並びにGoldman Sachs社、 Morgan Stanley社、 XP Investimentos社となっている。(2020年2月5日付けエスタード紙)

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