シンポ発表資料作成で食品部会開催

食品部会(佐々木達哉部会長)は、2020年2月13日午後3時30分から6時まで18人が参加して開催、初めに2020年度の食品部会運営体制として、佐々木 達哉部会長(ブラジル味の素)、 秋元壮介 副部会長(キッコーマン・ブラジル)、 関宏道副部会長(ブラジル味の素)、昨年10月に降旗英樹副部会長(三井アリメントス)が異動のため退任。また今年の活動方針及び具体的な活動計画、2019年度の活動報告を行った。

2019年の回顧では、キャッシュ&キャリーでの伸長、消費者の低価格志向、トップアスリート支援推進、オリンピック・パラリンピック委員会とのパートナーシップ締結、デジタル・トランスメーション推進、アセットライト化推進、オリエンタルアイテム展開、事業のポートフォーリオ化、商品開発のスピードアップ、R&D強化、製造効率向上、副産物再利用、ICMSクレジット累積問題、現地企業買収によるシナジー効果、在庫不足による受注機会損失、パラグアイからの密輸品横行、物流戦略の見直し、塩分規制、ANVISAの栄養成分表示規制対策、輸入リードタイム短縮などが挙げられた。

2020年の展望では、レアルに対するドル高の為替、コーヒー豊作予想、国際競争力強化、米中貿易摩擦の継続、不透明なコロナウイルスの影響、ニッチ市場への参入、ビジネスモデルの再構築、サプライヤーの複数化、更なるコスト削減、アルゼンチンの経済動向などが話題となった。

副題「ビジネス環境改善に期待、今為すべきこと」では、ICMS還付遅延問題、既存顧客の深堀、サプライチェーン整備、事業運営体制の最適化、システム再構築、新規取引チャンネルの開拓、スーパー向け提案型営業などが挙げられた。

最後に在ブラジル日本国大使館経済班農業・食品担当の大田啓二等書記官は、昨年8月26日にサンパウロ市のサンパウロ州工業連盟(FIESP)で開催された第4回日伯農業・食料対話の投資ビジネス、日伯農業協力、ANVISA関連の具体的な議論内容について説明。また次回第5回日伯農業・食料対話の開催予定の概要。現時点でのコロナウイルスの影響などについて報告した。

参加者は佐々木部会長(味の素)、秋元副部会長(キッコーマン)、関副部会長(味の素)、上山氏(味の素)、江坂氏(イグアスコーヒー)、中尾氏(ハラルド)、安田氏(Nissan Foods do Brasil)、和久津氏(Nagase)、小野澤氏(エバラ)、碧川氏(高砂)、美馬氏(ヤクルト)、安江氏(JTI)、倉知氏(BBBR)、山本氏(ジェトロ)、大田書記官(日本大使館)、中野副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から関副部会長(味の素)/佐々木部会長(味の素)/秋元副部会長(キッコーマン)

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

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