マガジン・ルイーザとインロコが研究センターを開設

ペルナンブコ州に拠点を置くスタートアップのインロコ(InLoco)が、3月17日、レシーフェ市に研究センターを開設することで小売チェーンのマガジン・ルイーザと提携したと発表した。小売向けソルーションとロケーションシステムの開発に照準を合わせる。

150人いるインロコ従業員のおよそ20%を、研究センターに配置換えする。スタッフらは既に、小売業界向けのロケーション・ソルーションに取り組んできた。今回の提携で開発された製品はすべて、マガジン・ルイーザが独占的に使用する。同社は、このプロジェクトに投資する金額について明らかにしていない。

インロコの創業者、アンドレー・フェラス氏は、「当社の役割は、マガジン・ルイーザに対してノウハウを移転することだ」という。研究センターでは、データサイエンティストとソフトウェア開発者、製品デザイナーが課題に取り組む。

インロコとマガジン・ルイーザは、長い付き合いを持つ。マガジン・ルイーザがインロコの古くからの顧客というだけでなく、マガジン・ルイーザの創業家から投資を受け入れている。

2019年6月にインロコは、アメリカの投資ファンドであるバロール・キャピタルとブラジルの投資ファンドでマガジン・ルイーザ創業家がマネージングするアンボックス・キャピタルから2,000万ドルの出資を受けた。(2020年3月18日付けエスタード紙)

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