ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM-PF)によると、2020年2月の鉱工業生産は前月比0.5%増加、前年同月比ではマイナス0.4%、今年初め2か月間ではマイナス0.6%、2月の過去12か月間ではマイナス1.2%を記録している。
今年2月の鉱工業部門の26セクターのうち15セクターで増加を記録。しかし今年2月の鉱工業部門生産はピークであった2011年5月よりもマイナス16.6%と依然として回復には程遠い。
今年2月の鉱工業部門生産の資本財セクターは前月比プラス1.2%、前年同月比マイナス4.6%、今年初め2か月間ではマイナス0.6%、過去12か月間ではマイナス0.5%を記録している。
前期同様に中間財セクターはプラス0.5%、プラス2.5%、プラス0.4%、マイナス2.1%、消費財セクターはマイナス0.6%、マイナス4.0%、マイナス2.1%、プラス0.7%。
耐久消費財セクターはマイナス0.7%、マイナス11.6%、マイナス5.4%、プラス0.5%、非耐久消費財セクターはプラス0.5%、マイナス0.4%、マイナス0.6%、マイナス1.2%を記録している。
今年2月の鉱工業部門の26セクターのうち15セクターで増加。そのうち自動車・トラック・輸送車両セクターはプラス2.7%、今年初め2か月間ではプラス7.8%、その他の化学製品セクターはプラス2.6%、今年初め2か月間ではプラス4.2%を記録。
また食品セクタープラス0.6%、紙・パルプセクター2,4%、医薬品・医療化学製品セクターはプラス3.2%、ゴム・プラスティックセクターはプラス2.1%を記録。
前期同様に石油派生品・バイオ燃料セクターは、2月まで3か月連続で累計プラス8.6%を記録していたが、一転してマイナス1.8%を記録している。
また今年2月の情報機器・光学機器・電気機器セクターは1月のプラス3.5%から一転してマイナス5.8%、その他の輸送装置セクターは昨年11月~今年2月までマイナス17.0%、今年2月はマイナス8.7%であった。(2020年4月1日付けブラジル地理統計院IBGEサイトより抜粋)